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黒臘色塗鞘江戸肥後打刀拵 外装拵えの金具について 赤銅磨地、虫尽図縁頭 蜘蛛、蜂、蟻、蝿、金銀象嵌 赤銅地 胡桃図高彫金色絵目貫 これは縁起モノというより、忠義をあらわす意の図柄。 武士道では主役は己自信を表現する場合が多いので、蜘蛛と蜂は自分です。 まず蜘蛛の腹部が縞模様でなく銀象嵌ですから、毒グモではなく(腹グロではない)ことを示していて、明らかに肥えた害虫(ハエ)を捕食する姿です (普通は害虫をゴールドで装飾などしません)(もしも銀バエを表現するなら羽根ではなく胴体ですしね) また縁金具のほうは、大きな蜂が飛んできて、蟻を保護する姿です。 蟻は儀の虫ですから農民や庶民を表します。 やたら大きな蜂は(給料)を表すのでサラリーマン、かなりの上級役人ということになります。 察するに、たくさんの禄(ロク)、石高(給料)を貰い庶民を見守る姿、肥えた害虫を退治ということは、下級武士ではなく諸大名クラスの領域だと思います。 ちなみにハエは(栄え)という捉え方もできるので、いわば成金や商人を肥え(栄え)させない。という意味だと思います。 きっと国税庁査察官のような高官が持つべき刀なのでしょう。 総論 ハエに金を贅沢に使っているので最初(まさか蝿が主役か?)と思ったほどです。 しかし、その蝿に比べ、黒々と地味な蜘蛛が主役として堂々とした描写性には、西洋ルネッサンスも真似出来ない技術でしょう。 絵的な描写性、意味有り気な抽象性、いちいち言葉にしなくても見れば一瞬で理解できる武士道の奥ゆかしさ。見事ですね。 日本刀の小さな装飾金具にこれほどまでの意と心が盛り込まれているなんて、とても面白い世界だと思います。 蟻が蜂に食料を差し出す姿は年貢を納める意(納税)でしょう。 よく見ると、クモはハエを殺してはいなくて、羽根の肥えた部分(金品)をカジっています。これも深い。 武士道は殺す目的ではなく、生かす(守る)目的にある。という証明ですね。
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